Weidenkam PIANO MASTERCLASS

ヴァイデンカム・ピアノ・マスタークラス

講師

ハンス=ユルク・シュトループは、スイス・ヴィンタートゥールに生まれ、クリストフ・リースケにヴィンタートゥール音楽院で師事。幼少より数々のコンクール等で賞を受賞し、若干14歳でオーケストラと共演、16歳で初リサイタルの録音を行う。ハノーファー音楽大学にてハンス・ライグラフに学び、国家演奏家試験を1985年に修了した。ハノーファー音楽大学で学んだ後、チューリッヒ芸術大学にてコンサートディプロム、ソリストディプロム両課程を修了。T・ニコラーエワ、G・カザドシュのマスタークラスや、ソンバトヘイでのZ・コチシュとG・クルタークによるバルトークセミナーも彼の音楽に影響を与えた。

 1981年ハエン国際ピアノコンクール第3位、翌年にはドイツ大学コンクールで第2位。キーファー・パブリッツェル財団とミグロより複数年の奨学金を得た。"コンクールピアノ80"にて複数回受賞し、1986年にはボルドーの"ヤング・ソリスト国際フェスティバル"で銀メダルを受賞。  1997年には日本でマスタークラスを開き、2002年からはグルジア・トビリシ音楽院でもマスタークラスを開催し2006年に名誉教授となる。また1999年にドイツ・Weidenkamにおけるマスターコースを設立し以降毎年マスタークラスを行っている。

 ソリストや室内楽演奏者として多忙な日々を過ごし、スイス国外でもドイツや日本で演奏活動を精力的に行っている。 ゲルト・アルブレヒト、マリオ・ベンツァーゴ、テオドール・グシュルバウアーなどの指揮でチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団やヴインタートゥール市管弦楽団等と共演している。モーツァルト、ベルク、ブラームスとシューマンの作品のソロCDとラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のライブ録音をリリースしている。現在、チューリッヒ芸術大学教授として後進の始動にあたっている。

2014年12月、東京にてリサイタルを行うとともに、東京芸術大学及び洗足学園大学にて公開レッスンを実施した。